神戸のぼっかけ、お好み焼き編
ぼっかけというのをご存知でしょうか?
師匠やまゆさんは知らなかった様子。
神戸長田発祥の料理。全然メジャーじゃないんだねという事を知り賄いに作らせて貰う事になった。
牛筋を下茹でし、そこに醤油や砂糖などの調味料で味付けしていくシンプルな料理だ。
家では年に数回時間がある時にコトコト3時間位かけて作っていた。
お好み焼きも家ではしょっちゅうしていたし特に問題はないと思っていた。
が…。今回は賄いで作る…。
その事の理解が欠けていた…。
貴重な休息の時間であり美味しいものを食べないと元気に繋がらない事は知っている。
しかし普段作り慣れていると鷹を括っていたせいか時間の意識が全く出来ていなかった。
結果また師匠にケツを拭かせてしまう事に…。

何種類も同時に作りながら時間通りに仕上げていく師匠を改めて尊敬する。
それを休憩中に指摘して貰う。
叱る方が何倍もエネルギー消費する。
夜の営業を終え、師匠がPenne all’Arrabbiataを作ってくれた。
いつもは朝や昼に失敗すると夜の営業まで引っ張るが初めて乗り越えたと褒めてくれた。
まだまだレベルの低い所でもがいている。
しかしそこまで自分をコントロールする術が難しくタジタジペンネを食べる。美味しい。辛口が癖になる。
もう後一ヶ月しかない。
今はこの辛さを一口一口噛み締める。

※2023年3月から3ヶ月間anocadoに弟子入り中の「うえちゃん」こと、植月のブログです。
弟子から見るanocadoを、僕の奮闘記と共にお楽しみください。
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